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(12)いよいよ着工…工事をスムーズに運ぶには

建築業者(工務店)が決まり、契約書を交わして、いよいよ工事が始まります。
新築工事で特に注意しなければならないのが近隣とのトラブルです。工務店の多くは、工事が始まることを近所の家に知らせるために挨拶回りをしますが、工務店からの依頼がなくても、建て主も同行するのが理想でしょう。
近隣への配慮という意味では、工事業者の車の出入りと駐車場の確保、資材置き場の確保など注意しなければならない点は他にもあります。これについても工務店と打ち合わせの上、建て主も協力してトラブル防止につとめてください。
工事が実際に始まると、なんといっても大事になるのは建築業者(工務店)とのコミュニケーション。工事中に工務店と良好な関係を築いておけば、万が一工事後に問題・トラブルが発生したとしても、事があまりこじれず解決できるはずです。
そこで、ここでは施工者に好まれない客のタイプをいくつかあげておきます。つまり反面教師です。その反対を実行してもらえば、工務店との関係がぎくしゃくすることはないでしょう。

(一)「オレは客だ」タイプ

基本的には「お客様は神様」ですが、あまり偉そうな態度では良い関係は築けません。現場監督や施工者と協力して工事を完成させるという姿勢が必要でしょう。

(二)「知りすぎた客」タイプ

医者が最も苦手とする患者は「自分の病名を決めてしまう患者」だそうです。新築工事でも、客が工事内容の知識を振りまくのは敬遠されます。実際に知っていて口をはさむならまだしも、知ったかぶりは問題外です。

(三)「施工者いびり」タイプ

現場の施工者にいろいろと文句をいう客もうるさがられます。何か問題点が生じた場合は、現場監督や設計者など統括する立場にある人に相談を持ちかけるのが良いでしょう。

(四)「細かすぎる」タイプ

日本の住宅ユーザーは諸外国の人々に比べて、細かいことにこだわりすぎるといわれています。しかし、例えば「コンセントがやや曲がってとりつけられている」「幅木と壁の間にやや透き間がある」といったことが気になるのは、日本人なら誰でも同感できることです。これも、なんとかしてほしいという相談をもちかけるなら、施工者に直接ではなく、監督など管理者が良いでしょう。

(五)「関知せず」タイプ

うるさすぎる顧客と同様に、まったくコミュニケーションをとろうとしない客も問題です。施工者は、仕事にこまごまと口出しされるのは、いやがりますが、建て主が現場に顔を出すのは気にしません。質問があれば喜んで答えてくれるでしょう。昔のように、毎日お茶やお菓子を出す必要はありませんが、当たり前のコミュニケーションが必要だということです。
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